単発GKスクールは意味がある?1回の学びを成長につなげる使い方

単発GKスクールの学びを1つ、次の練習へ持ち帰る

単発のゴールキーパー(GK)スクールやクリニックを探すとき、気になるのは「1回だけ参加して、上達につながるのか」ということではないでしょうか?

普段とは違う指導を受け、その場でプレーが変わることはあります。ただ、その変化が次の練習や試合でも続くかどうかは、別の問題です。

単発の機会を成長につなげるために、最も印象に残ったことを1つ持ち帰る。そして、所属チームの練習や自主練で意識して反復する。 グラスピアGKアカデミーの三上コーチが、参加する選手に大切にしてほしいのは、この使い方です。

単発のGKスクールには、継続性という限界がある

単発のスクールやクリニックは、その日の指導を受けられても、同じ指導者に続けて見てもらえるとは限りません。教わったことに取り組んだ後、できているかを確かめる機会がなければ、選手が自分だけで判断することになります。

また、指導者の質によっては、思い描いていた成長が難しいかもしれません。指導を受ける側の選手が、その説明を理解できるかどうかも大切です。

三上コーチは、こうした点から「楽しいで終わってしまうクリニックが多いのではないだろうか」と問いかけています。

楽しくGKの練習に取り組めることには価値があります。そのうえで、成長を求めて参加するなら、楽しかった記憶に加えて、普段の練習で使える学びが残ったかにも目を向けたいところです。

GKスクールを選ぶときの考え方は、小学生をGKスクールに通わせるべきかを考える記事でも詳しく紹介しています。

最も印象に残ったことを1つ持ち帰る

1回の練習で教わったことを、すべて持ち帰ろうとする必要はありません。自分が最も印象に残ったこと、記憶に残ったこと、強い衝撃を受けたことを1つ選びます。

大切なのは、保護者が復習する内容を決めることではなく、選手自身に何が残ったかです。コーチの説明で納得できたことや、自分のプレーへの気づきなど、本人が覚えていることを次の練習につなげていきます。

教わったメニューを再現することだけが復習ではありません。所属チームの練習や自主練でも、その学びに関わる場面があれば、教わったポイントを意識して取り組むことができます。

その際に、何を意識すればよいのかが分からないままでは、反復もしにくくなります。参加中に理解できなかった部分は、指導者に確かめておきたいところです。

単発の機会で得た1つの学びを、所属チームの練習や自主練で意識して反復する

その日の変化を、自分のものにするまで

指導を受けた直後にはできても、時間がたつと元の動きに戻ってしまう。こうした一時的な変化と、身についたものとの違いについて、三上コーチは次のように話しています。

三上コーチ
三上コーチ
一瞬の変化は、一瞬で戻ってしまう。長い時間をかけて身につけたものは、なかなか忘れない。

その日にできたことが、いつものプレーとして使えるようになったとは限りません。学んだポイントを普段の練習で意識し、繰り返し取り組んで、自分のものにしていく時間が必要です。

また、反復しているつもりでも、自分が正しいと思っているプレーと、実際のプレーがずれることがあります。継続して指導を受けることには、そのずれを見つけてもらい、修正する役割もあります。

継続した環境で学ぶ意味については、GKスクールで成長する理由を解説した記事も参考になります。

ポイントを意識した反復で変わった選手の例

グラスピアには、家での練習を重ね、キャッチングの安定感が増した小学2年生の選手がいました。

お父さんが投げたボールを何度もキャッチし、月謝コースのトレーニング動画を見直して練習していました。その際、教わったポイントを繰り返し意識して取り組んだことで、キャッチングできる確率が高くなったという例です。

これは、月謝コースで継続して指導を受け、家庭でも復習に取り組んだ選手の例です。単発参加だけで上達した例とは区別して考えてください。

この例から目を向けたいのは、教わったポイントを意識して、日々の練習に取り入れていたことです。ただ回数を重ねるだけでなく、学びを振り返りながら取り組んでいました。

家で取り組む練習の考え方や注意点は、キーパーが家でできる練習の記事で紹介しています。

保護者は環境を探し、本人の取り組みを支える

専門の練習に参加する機会を調べて、子どもに提案することは、保護者にできるサポートです。一方で、参加して取り組むのは選手本人です。

三上コーチ
三上コーチ
リサーチして提案するのは親御さんの役割だと思いますが、決めるのは本人であるべき

参加後も、保護者が毎回学びを聞き出したり、復習を管理したりする必要はありません。本人が自分でできることは任せ、助けを求められたらヒントを渡すという関わり方もあります。

家での練習例にお父さんが登場したからといって、すべての家庭で同じ役割を担う必要はありません。送迎や練習の機会を整えること、本人が取り組む様子を見守ることも支えになります。

自分で練習の準備をする子どもを、少し離れて見守る保護者のイメージ

1回の学びを、次の練習へ

単発のGKスクールやクリニックでは、継続して見てもらう機会が限られます。指導の質や、選手自身が説明を理解できるかどうかも大切です。

その場で印象に残ったことを普段の練習に持ち帰り、意識して反復する。これが、1回の学びを成長につなげる使い方です。

一瞬の変化は、一瞬で戻ってしまう。 その日の変化を喜ぶとともに、時間をかけて自分のものにしていくことを大切にしたいですね。

次の練習では、選手自身がクリニックで最も印象に残ったことを1つ思い出し、それを意識して取り組む。保護者は、その一歩を見守ることから始められます。

グラスピアGKアカデミーでは、GK専門のトレーニングの中で、技術とともに「なぜそのプレーを選ぶのか」を選手自身が考え、理解することを大切にしています。スクールで得た学びを所属チームの練習や試合でも使えるよう、自分で判断する力を育てていきます。

1回の刺激をきっかけに、学びを積み重ねる環境へ。 本人が「もっとGKとして上手くなりたい」と感じているなら、グラスピアの入会セレクションにチャレンジしてみてください。

グラスピアGKアカデミー 入会セレクション挑戦状